シルデナフィルVI「SN」

バイアグラジェネリック シルデナフィル
シルデナフィルVI「SN」
総称名 シルデナフィル
一般名 シルデナフィルクエン酸塩 欧文一般名 Sildenafil Citrate 製剤名 シルデナフィルクエン酸塩錠 薬効分類名 勃起不全治療剤 薬効分類番号 2590
効能または効果

勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない患者)

効能または効果に関連する注意

投与に際しては、勃起不全及びその基礎疾患の診断のため、既往歴の調査や諸検査を行い、客観的な診断に基づき臨床上治療が必要とされる患者に限定すること。

本剤は催淫剤又は性欲増進剤ではない。

用法及び用量

通常、成人には1日1回シルデナフィルとして25mg〜50mgを性行為の約1時間前に経口投与する。
高齢者(65歳以上)、肝障害のある患者及び重度の腎障害(Ccr<30mL/min)のある患者については、本剤の血漿中濃度が増加することが認められているので、25mgを開始用量とすること。
1日の投与は1回とし、投与間隔は24時間以上とすること。

用法及び用量に関連する注意

食事と共に本剤を投与すると、空腹時に投与した場合に比べ効果発現時間が遅れることがある。

禁忌

次の患者には投与しないこと

1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

2 硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を投与中の患者]

3 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者

4 重度の肝機能障害のある患者

5 低血圧の患者(血圧<90/50mmHg)又は治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧>170mmHg又は安静時拡張期血圧>100mmHg)

6 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者、

7 網膜色素変性症患者[網膜色素変性症の患者にはホスホジエステラーゼの遺伝[的障害を持つ症例が少数認められる。]

8 アミオダロン塩酸塩(経口剤)を投与中の患者

9 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を投与中の患者

警告

1 本剤と硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下降させることがあるので、本剤投与の前に、硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤が投与されていないことを十分確認し、本剤投与中及び投与後においても硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤が投与されないよう十分注意すること。

2 死亡例を含む心筋梗塞等の重篤な心血管系等の有害事象が報告されているので、本剤投与の前に、心血管系障害の有無等を十分確認すること。

重要な基本的注意

1 性行為は心臓へのリスクを伴うため、勃起不全の治療を開始する前に心血管系の状態に注意をはらうこと。

2 4時間以上の勃起の延長又は持続勃起(6時間以上持続する痛みを伴う勃起)が外国市販後有害事象で少数例報告されている。
持続勃起に対する処置を速やかに行わないと陰茎組織の損傷又は勃起機能を永続的に損なうことがあるので、勃起が4時間以上持続する症状がみられた場合、直ちに医師の診断を受けるよう指導すること。

3 臨床試験において、めまいや視覚障害が認められているので、自動車の運転や機械の操作に従事する場合には注意させること。

4 本剤投与後に急激な視力低下又は急激な視力喪失があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、速やかに眼科専門医の診察を受けるよう、患者に指導すること。

特定の背景を有する患者に関する注意

1 合併症・既往歴等のある患者

 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以前にある患者

心血管系障害の有無等を十分確認すること。

2 陰茎の構造上欠陥(屈曲、陰茎の線維化、Peyronie病等)のある患者

性行為が困難であり痛みを伴う可能性がある。

3 持続勃起症の素因となり得る疾患(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等)のある患者

4 PDE5阻害薬又は他の勃起不全治療薬を投与中の患者

併用使用に関する安全性は確立していない。

5 出血性疾患又は消化性潰瘍のある患者

ニトロプルシドナトリウム(NO供与剤)の血小板凝集抑制作用を増強することが認められている。
出血性疾患又は消化性潰瘍のある患者に対する安全性は確立していない。

6 多系統萎縮症(Shy-Drager症候群等)のある患者

本剤の血管拡張作用により、原疾患による低血圧を増悪させることがある。

腎機能障害患者

重度の腎障害(Ccr<30mL/min)のある患者

低用量(25mg)から投与を開始するなど慎重に投与すること。
血漿中濃度が増加することが認められている。

肝機能障害患者

重度の肝機能障害のある患者

投与しないこと。
本剤は主として肝臓で代謝され、糞中に排泄されることから、肝硬変等の重度の肝機能障害のある患者では本剤の排泄が遅延し血漿中濃度が増加する可能性がある。

肝機能障害のある患者(重度の肝機能障害のある患者を除く)

低用量(25mg)から投与を開始するなど慎重に投与すること。
血漿中濃度が増加することが認められている。

高齢者

低用量(25mg)から投与を開始するなど慎重に投与すること。
高齢者では本剤のクリアランスが低下する。

相互作用

相互作用序文

本剤は主にチトクロームP450(CYP)3A4によって代謝される。

薬物代謝酵素用語

CYP3A4

 

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